-
高度な技術で安定した品質と
撚り・織り・加工の一貫生産を実現
タイヤコードとは、タイヤの形状を保持するための補強材です。主に、ポリエステル、ナイロン、アラミド、レーヨンなどを使用しています。
タイヤコードの剛性が高いと、車の操縦安定性が良くなります。低いと車の乗り心地が良くなります。当社では相反する2つの要求事項を満足させるためにお客様の要求に合わせたタイヤコードの開発・生産・販売しています。さらに、当社はタイヤコードの重要特性であるゴムとの接着に優れた接着剤を多数保有しておりお客様の要求に応える事ができます。撚糸・製織・接着加工一貫で生産できるのは、日本では数社だけです。
用途例 |
タイヤコード用スダレ織物、空気バネ用スダレ織物 |
-
- 最終製品(タイヤ)の断面。タイヤの構造は複雑で、ゴム層、ベルト、タイヤコード(カーカス)、ビードワイヤーなどの層で構成されています。
- タイヤコードの断面(詳細)
- タイヤコード スダレ織物
- 自転車用タイヤ
加工工程
原糸投入
国内・国外の原糸メーカーの多種多様な原糸を取り扱っております。
主な取り扱い原糸としてポリエステル、66ナイロン、6ナイロン、アラミド、レーヨンが用いられます。
撚糸工程
タイヤコード用原糸に撚りを掛けることで原糸フィラメントの収束性と強度アップを図ります。強撚にすることでゴムとの接着性を向上させます。
直撚糸機(DTC)
リング撚糸機(下撚)
リング撚糸機(上撚)
製織工程
コードをユーザー規格本数に合わせ、クリールに並べます。経糸(たていと)を当分布に揃え、圧縮空気によって緯糸(よこいと)を挿入します。(別名:スダレ織)
ディップ工程
目的に合わせたディッピングマシンを選択し、RFL樹脂加工を施します。
タイヤやコンベアベルト等の補強材として使用されるスダレ織物や帆布とゴムとの接着性を付与することを目的とする加工工程です。
ヒートセットディップマシン
タイヤコードやコンベアベルト用帆布を加工
テンターセットディップマシン
テンター装置による幅出しディップマシン
ディップ処理後帆布