加工工程
原糸投入
主な取り扱い原糸として、ポリエステル、66ナイロン、6ナイロン、ポリプロピレン、ビニロン、アラミド、ガラス、カーボンが用いられます。
撚糸工程
複数の糸を合わせて、下撚り・上撚りと糸に撚りをかけていきます。(片撚・諸撚)撚りを掛けることで、原糸フィラメントの集束性と強力アップ、更には製織性の向上が図れます。
リング撚糸機
ダブルツイスター撚糸機
カバーリング撚糸機
ワインダー工程
リング撚糸機は通常ツバ付きボビンに巻き上げられる為、ヨコ糸給糸に適さないのでチーズ又はコーン形状に巻き返します。
チーズ形状のワインダー機
パーンワインダー
整経工程
経糸を織機に供給する為に、コードを1本ずつ平行に揃えて一様な張力を与えながら、ビームやドラムに巻き取ります。
整経機
部分整経機
織機工程
整経した経糸に緯糸を挿入して織物を生産します。
緯糸の挿入方法はレピア、エアージェットがあります。
レピア織機
安定した緯糸挿入で多様な織物に対応。
クリール織機
整経をすることによって経糸にダメージ(毛羽)を受けるような素材の場合、クリールより直接経糸(コード)を供給し製織。
エアージェット織機
空気圧で緯糸を運ぶ。
製織速度は速いが緯糸の種類は限定的。
検反工程
ディップ工程
目的に合わせたディッピングマシンを選択し、RFL樹脂加工を施します。
タイヤやコンベアベルト等の補強材として使用されるスダレ織物や帆布とゴムとの接着性を付与することを目的とする加工工程です。
ヒートセットディップマシン
タイヤコードやコンベアベルト用帆布を加工
テンターセットディップマシン
テンター装置による幅出しディップマシン
ディップ処理後帆布